あけましておめでとうございます。松下雅征です。
とは言っても、もう1月5日なんですよね。「今日から仕事始め」という方も、けっこう多いんじゃないでしょうか。
松下 雅征(まつした まさゆき)
|
私も、おせちで緩んだ頭を、少しずつ「仕事モード」に切り替えているところです。 |
「一人ひとりが自分らしい進路を選べる社会をつくる」。 そんな想いで私たちが学校を設立したのが、2022年の4月でした。
もともと「サイル」という名前は、当時の母体だったコンサルティング会社「才流(サイル)」から受け継いだものです。
でも、設立当初の想いを、もっと純度高く実現していくために。 今回、才流から独立して、新たな体制で歩んでいくことを決めました。名前を変えたのは、そんな決意の表れでもあります。
新年1発目のブログなので、ちょっとだけ真面目に、この新しい名前に込めた「想い」の話をさせてください。
「もう逃げ道がない」という苦しさ
去年のことですが、ある生徒の言葉が忘れられないんです。
「サッカー推薦だから、部活を辞めたら学校も辞めなきゃいけない。親にも申し訳ないし、もう逃げ道がないんです」
これ、似たような話を中学受験をした子からも聞くんですよね。「入学するときに『転校しない』って誓約書を書いたから、合わなくても我慢するしかない」と。
「ここしかない」「これを選び続けなきゃいけない」そう思い詰めた瞬間に、大好きだったはずのサッカーや勉強が、ただの苦痛に変わってしまう。「呪い」みたいになってしまう。これって、私たち大人も同じではないでしょうか。
「いつでも辞められる」から、続けられる
一方で、こんな話もあるんです。私の本(『13歳からの進路相談』)でも紹介したんですが、受験指導のプロ・西村創さんのエピソードです。
西村さんは以前、ある塾で働いていたとき、副業がうまくいって収入が本業を超えたそうなんです。つまり、「いつでも会社を辞められる状態」になった。
普通なら、そこで辞めちゃいそうですよね。でも、西村さんは逆だったんです。「いつでも辞められる」というカードを手に入れたら、不思議と職場が居心地良くなって、結局そこから10年以上も勤め続けた。
「辞められないから、ここにいる(我慢)」のと、「辞められるけど、ここにいる(選択)」のは、見た目は同じでも、中身はまったく別物なんですよね。
逃げ道があるからこそ、自分の意志で「今、ここにいる」ことを選べる。そうすると、不思議とストレスが消えて、目の前のことに全力投球できたりするわけです。
路(みち)を結び直す「ユイロ」
私たちが新しく名付けた「ユイロ(YUIRO)」は、日本語の「結(ゆ)い」と「路(ろ)」を組み合わせた言葉です。
人生には、一本道だけじゃなく、たくさんの「路(みち)」があるということ。もし今の路が苦しくなったら、別の路を選んでもいいし、一度ほどいて、また「結び直す」ことだってできる。そんな想いを込めています。
ユイロ高等学院のパンフレットには、こんな言葉を載せました。長くなりますが、転載しますね。
私たちは、何度だって選び直せる。
一度選んだ会社で、定年まで働き続けることが「ふつう」だった時代がありました。
一度選んだ学校で、卒業まで学び続けることが「ふつう」の時代は、いつまで続くのでしょうか。
転職するかどうかは、どちらでもいい。
だけど「あの会社も選べるけど、自分の意志でこの会社を選んでいる」方が、楽しく働ける。
転校するかどうかは、どちらでもいい。
だけど「あの学校も選べるけど、自分の意志でこの学校を選んでいる」方が、楽しく学べる。
今の世の中が思う「ふつう」の一本道から外れることは、決して逃げではありません。
あなたと一緒に、路(みち)を結び直す学校。
校名「ユイロ」の由来は、日本語の「結(ゆ)い」と「路(ろ)」を組み合わせた造語です。
人生には、いろんな路がある。幸せな進路やキャリアに正解はない。
だけど「この学校にしか通えない」「この会社でしか働けない」と思った途端に、 人は不幸になりやすい。 だからこそ、本人が気がついていないけれど、 確実に存在する未来の可能性を示すことは幸せにつながる。
過去と未来の「路」を結ぶ。
生徒と社会の「路」を結ぶ。
それが、私たちの使命、
「路(みち)を結ぶ」であり
「ユイロ」という名前に託した想いです。
ユイロ高等学院は、学校のふつうをなくした、選び直せる学校として、あなたらしい路を、一緒に探して、結び直します。
名前は変わりましたが、やることは変わりません。今年も、生徒一人ひとりの「路」と、じっくり向き合っていこうと思います。
皆さんの2026年が、自分らしい「路」と結ばれる、そんな素敵な1年になりますように。
今日もユイロのブログを読んでくださりありがとうございます。
まだメールでサイルって書きそうになるのは、どうしたらいいんでしょうか。
この記事を書いた人

13歳からの進路相談 著者/ユイロ高等学院 学院長
1993年生まれ。福岡県福岡市在住。一児の父。株式会社ユイロ代表取締役社長。著書『13歳からの進路相談』シリーズは累計 16,000部突破。続々と重版されてロングセラーとなり、全国の学校や市区町村の図書館で多数採用されている。
学生時代は早稲田実業学校高等部を首席で卒業し、米国へ留学。その後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値を基準に進路を選び後悔した経験をきっかけに、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げる。これまでに寄せられた中高生からの相談は10万件を超える。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社で勤務。
2022年に株式会社ユイロ創業、代表取締役に就任。一人ひとりが自分らしい進路を選べる社会を目指し、「
ユイロ高等学院(通信制)」を創立。「学校のふつうをなくした選び直せる学校」を掲げ、全国の高校から転校生を受け入れ。高校卒業だけではなく、その先のキャリア支援も行っている。
著書:『
13歳からの進路相談(すばる舎)』、『
13歳からの進路相談 仕事・キャリア攻略編(すばる舎)』(紀伊國屋書店 総合週間ランキング 玉川高島屋店1位、新宿本店2位)
前の記事
通信制高校への転校(転入・編入)手続きガイド
次の記事
転校にかかる費用と支援制度