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高2で通信制高校へ転入できる?卒業時期・費用・単位を解説

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高2で通信制高校へ転入したいけど、卒業時期は遅れるかな

転入するときに注意することは何だろう

このようにお悩みでしょうか。

高2で通信制高校へ転入するにあたって、気になるのは卒業時期。同級生と同じ年に卒業したいとお考えの人もいるでしょう。

また、転入したときに単位が引き継げるのか、費用はどれくらいかかるのかなども気になる点です。

 13歳からの進路相談 著者

本記事では、高2で通信制高校に転入した場合の卒業時期や、転入前に知りたい点を書籍『13歳からの進路相談』著者であり、通信制のユイロ高等学院 学院長の松下が紹介します。また、転入の手続きや費用についてもお話しします。
 
いろいろと心配はあるかと思いますが、高2から通信制高校への転入は可能です。この記事を読めば、きっと心配を解消していただけるでしょう。

【高校を転校したい方へ】

目次[非表示]

  1. 1.高2から通信制高校に転入|卒業時期の確認方法3ステップを紹介
  2. 2.高2で通信制高校へ転入|学年ごとの注意点
  3. 3.高2から通信制高校へ転入するときの6ステップ
  4. 4.通信制高校に高2から転入するときの費用は?
  5. 5.まとめ

高2から通信制高校に転入|卒業時期の確認方法3ステップを紹介

通信制高校に転入してもしなくても、卒業には3つの条件を満たす必要があります。

check高校の卒業条件

  1. 必修科目を含めて74単位以上修得
  2. 在籍期間が通算で3年以上
  3. 特別活動に30時間以上参加

条件3は、通信制高校がカリキュラムを考えてくれているので心配することはありません。

気を付けたいのは条件1・2。この2つの条件を高3の終わりまでに満たせれば、転入しても卒業時期は遅くなりません。

まずは、2つの条件を満たせるのかどうか確認する方法を3ステップで紹介します。

卒業時期の確認 3ステップ_ユイロ

ステップ1. 修得済みの単位数を現在の高校に確認

まずは現在の高校に、自分が何単位修得しているか確認。そして、転入後に後何単位を修得する必要があるかを計算しましょう。

check単位数の計算例

  • 今の高校で「20単位」を修得済
  • 「74単位 - 20単位 = 54単位」
  • 転入後の高3までに54単位修得できれば同級生と同時期に卒業可能

ステップ2. 転入先で修得できる年間単位の上限数を確認

1年間で修得できる単位数には上限があります。高校ごとに上限は違うので、転入前に確認しましょう。

ちなみに上限数は35単位前後の高校が多いようです。もし卒業まで残り54単位を修得しなければならないのなら、最低でも2年はかかる計算です。

また、学年ごとの単位修得は年度末。高2の4月に転入しても、12月に転入しても、高2で受けた授業分の単位は修得できません。

高3になってはじめて高2の学年分の単位が修得できるのです。

このため、高2の遅い時期に転入すればするほど、高2で受けられる授業時間が減り、修得できる単位も減ります。

そうなると卒業時期が遅れる可能性が高くなるので注意です。

ステップ3. 現在の高校の在籍期間を確認

次に、現在の高校での自分の在籍期間を確認します。

卒業条件の在籍期間は3年以上。現在の高校と通信制高校の在籍期間を合わせて3年間通う必要があるのです。

単位と違って、在籍期間は転入前までの期間が全て引き継がれます。

なお長期欠席ではなく、「休学」をしていた場合は注意が必要です。休学中は在籍期間に含まれないため、卒業時期が遅れる可能性が高くなります。

【高校を転校したい方へ】

高2で通信制高校へ転入|学年ごとの注意点

「現在高1で来年度から転入をしたい人」と「現在高2で今すぐ転入を考えている人」では注意すべきことが異なります。それぞれのケースに分けて、解説していきます。

高1で、来年度(高2)から通信制高校に転入したい人

高1の年度末でどれだけ単位が修得できるかが重要。引き継ぐ単位によって、高2からの通信制高校での授業の組み方に違いが出るからです。

check高1の人が高2の4月から転入する際の例

  • 高1で10単位修得済:高2で35単位、高3で29単位の修得が必要
  • 高1で30単位修得済:高2で35単位、高3で9単位の修得が必要

この2つのケースでは、高3の過ごし方に違いが出てきます。2つ目のケースでは、高3の学習ペースが楽になるので、余った時間で自分の好きなことができます。

先のことを考えて、高1の年度末で多くの単位を取りましょう。

なお、欠席が多いと単位を修得できない可能性もあります。

欠席気味の人は、残り何日出席すれば単位を修得できるか学校に確認し、無理のない範囲で出席して取れる単位は取りましょう。

高1で通信制高校へ転入できる?魅力や注意点、具体的手続き等を解説

現在高2で、今年度から通信制高校に転入したい人

現在高2の人は、なるべく早い時期に転入することをおすすめします。

4月に入学するのと、10月に入学するのでは1年間で取れる単位数が異なり、卒業時期が遅れる可能性があるからです。

高2の途中から転入する場合でも、引き継げる単位は高1の年度末で修得した単位のみです。

高2から現在進行形で学習している科目は、単位として引き継ぎできません。転入先で再度学習し、単位を修得していくことになります。

よって、もし高2が終わる時期が近ければ、高3に進級するタイミングで転入するのも1つの手です。

期末試験を受けて、高2までの単位が確定してから転入するほうが、高2での勉強時間が無駄にならずに済みます。

高2で高校を転校したい!よくある注意点・おすすめ転校先を紹介

高2から通信制高校へ転入するときの6ステップ

通信制高校へ転入するときは、以下の6ステップを踏む必要があります。順番に解説していきます。

高2から通信制高校へ転入するときの6ステップ_ユイロ

ステップ1. 志望校を探し、決定する

通信制高校にはそれぞれの特色があり、選択肢は多岐に渡ります。どんな高校に行きたいかをよく考えて選びましょう。

通信制高校を選ぶ際のポイント
コース
学校によって、進学コース、プログラミング、美容、芸術など多彩なコースがある。
スクーリング(登校日)の回数
毎日登校、月に数日、年に数日、年に1回の合宿形式などがある。
学費
私立のほうが公立より高額。一般的に公立は3年間で10万円程度、私立では3年間で40〜100万円ほどかかる。
学習サポートの有無
基本的に通信制高校は自主学習。勉強面で不安がある人は「通信制サポート校」と連携している高校や、カウンセリングが充実している高校を選ぶと良い。

資料請求や説明会への参加で、情報を収集し、不明点は志望校先に問い合わせましょう。

オープンスクールを開催している学校もあるので、参加すれば実際の雰囲気が掴めます。

通信制高校のおすすめ【2025最新】分野別12校を徹底解説

ステップ2. 在学中の高校に転校の希望を伝える

在学中の高校の担任に「転校したい」旨を伝えましょう。

行きたい通信制高校をあらかじめ選んでおいて、このタイミングで現在の高校に伝えられると理想です。自分の転校に対する本気度が伝わります。

相手側の高校に連絡を取ってもらえ、必要書類の準備がスムーズに進むことが多いです。

ステップ3. 在学中の高校に必要書類を依頼する

志望校の募集要項を確認し、現在の高校に必要書類の発行を依頼しましょう。

志望校によって異なりますが、一般的に次の書類を現在の高校に依頼すればよいでしょう。

check高校に用意してもらう必要書類の例

  • 在籍証明書(在学証明書)
  • 成績証明書(単位修得証明書)
  • 在籍校校長の転学照会書

ステップ4. 志望校に出願する

現在の高校に必要書類を用意してもらったら、以下の書類を準備し、志望校に提出しましょう。

check出願に必要な書類の例

  • 転入学願書(資料請求すると送付してもらえます)
  • 証明写真
  • 入学検定料(振込受付証明書等)
  • 受験の動機(作文)

ステップ5. 転入試験を受ける

ほとんどの通信制高校には学力試験がありません。

転入試験では面接・作文のみという場合が多く、中には出願書類のみで判断する高校もあります。

志望動機や転校理由を整理しておいたり、家族や先生に疑似面接をしてもらったりすると、安心して面接・作文試験を受けられるでしょう。

ステップ6. 合格したら入学手続きを行う

晴れて合格したら、必要書類の提出や授業料の納付などの入学手続きを行いましょう。

転入先の学校に相談しながら、授業のカリキュラムも組む必要があります。

check入学前に必要な手続き

  • 履修科目の確認
  • 保護者の承諾書の提出
  • 学費の振り込み

これらの手続きを終えたら入学許可書や生徒証が発行され、入学が確定します。

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通信制高校に高2から転入するときの費用は?

通信制高校の費用がどのくらいかかるか、心配な人も多いでしょう。ここからは通信制高校でかかる費用を詳しく説明します。

転入にかかる費用:約56,000円

転入時にかかる費用は下記のとおりです。

check転入時の費用例

  • 受験料:出願時に払う費用
  • 入学金:入学当初に払う費用
  • 授業料:1単位修得ごとにかかる費用
  • 施設費:施設を維持するためにかかる費用
  • スクーリング費用:高校までの交通費や合宿時にかかる費用
  • 教材費:教科書や参考書の費用

また、公立と私立では費用の差があり、私立の方が公立より高額です。

都立通信制高校へ転入した場合にかかる費用例(1年間)

項目

金額
備考
受験料
950円
 
入学金
500円
 
授業料
8,400円
1単位につき336円、25単位で計算
施設費
0円
 
スクーリング費用
20,000円
片道500円×20日で計算
教科書代
25,000円程度
 
生徒会費
605円
 
レポート郵送費
1,050円
1通15円×70通で計算
合計
56,505円
 
私立通信制高校へ転入した場合にかかる費用例(1年間)
 
 

N高校(普通科ベーシック)

 
 

ルネサンス高校

 
 

八洲学園大学国際高校

 
受験料
5,000円
10,000円
20,000円
入学金
10,000円
50,000円
20,000円(IDシステム料)

1年間(25単位)の授業料

180,000円
250,000円
0~129,700円
施設費
50,000円
20,000円
20,000円
教材費
13,000円
60,000円
13,000円

(25単位目安)

スクーリング費用
不明(沖縄でのスクーリング)
65,000円
23,300円
合計
258,000円~
455,000円
96,300円~226,000円

公立の通信制高校の授業料は1単位あたり336円。一方、私立は10,000円前後の高校が多いです。

通信制高校の学費は高い?公立・私立の費用比較|学費を抑える制度も解説

「就学支援金」制度を利用すれば授業料が安くなる

「高等学校就学支援金制度」は、文部科学省の返済不要の授業料支援制度です。

高等学校等就学支援金について、分かりやすく3つのポイントでまとめました↓

世帯の収入によりますが、私立の高額な授業料も実質無償となる場合もあります。

check対象になる人

  • 日本国内に在住し、国公私立問わず高等学校に在学する人
  • 世帯年収が910万円未満の人
世帯年収ごとの受給金額(1単位あたり)
世帯年収の目安
公立通信制高校(単位制)
私立通信制高校(単位制)

590万円未満

336円
最大12,030円

590~910万円未満

336円
4,812円

910万円以上

なし
なし

上記の世帯年収はあくまでも目安です。扶養人数や子どもの数により、支給対象になる世帯年収は変わってきます。

check参考

現在、就学支援金を受給している場合、転入時に受給資格がいったんなくなり、転入先で改めて手続きが必要となります。

入学後に学校から就学支援金についてのお知らせがあるので、それに従い、保護者と一緒に手続きをしましょう。

通常は、就学支援金と授業料は相殺されます。しかし、高校によっては先に授業料を生徒側から徴収し、対象者には後から差額を返す方法を取る場合もあります。

通信制高校の学費を抑える制度について

高校を転校したい方へ

文部科学省の調査によると、私立の通信制高校の途中入学者は約30%(令和1年時点)。高2からの転入はめずらしいことではありません。

高1に修得した単位数や転入時期によっては、同級生と同じタイミングで卒業できないかも知れません。しかし、その分自分のペースで学習を進められ、自分の将来を考えることに時間を使えます。

自分が行きたい学校がないか、しっかりと調べてみましょう。

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【高校を転校したい方へ】

この記事を書いた人

13歳からの進路相談 著者/ユイロ高等学院 学院長
松下 雅征/Matsushita Masayuki
13歳からの進路相談 著者/ユイロ高等学院 学院長

1993年生まれ。福岡県福岡市在住。一児の父。株式会社ユイロ代表取締役社長。著書『13歳からの進路相談』シリーズは累計 16,000部突破。続々と重版されてロングセラーとなり、全国の学校や市区町村の図書館で多数採用されている。
学生時代は早稲田実業学校高等部を首席で卒業し、米国へ留学。その後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値を基準に進路を選び後悔した経験をきっかけに、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げる。これまでに寄せられた中高生からの相談は10万件を超える。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社で勤務。
2022年に株式会社ユイロ創業、代表取締役に就任。一人ひとりが自分らしい進路を選べる社会を目指し、「 ユイロ高等学院(通信制)」を創立。「学校のふつうをなくした選び直せる学校」を掲げ、全国の高校から転校生を受け入れ。高校卒業だけではなく、その先のキャリア支援も行っている。
著書:『 13歳からの進路相談(すばる舎)』、『 13歳からの進路相談 仕事・キャリア攻略編(すばる舎)』(紀伊國屋書店 総合週間ランキング 玉川高島屋店1位、新宿本店2位)